コンセプトは ”どうしたら面白くなるか?” D の 問 題 どうしたら易しく面白くなるか
 もっと楽にならないか
D の 問 題《目次》
 「Dの問題」の能書き

 1.生産管理の意義
 2.生産管理の必須条件
 3.短納期と在庫問題
 4.販売計画の精度向上
 5.生産同期化の仕組み
 6.リードタイムの短縮
 7.負荷・能力管理
 8.部材調達管理
 9.スケジューリング
 世の中、ITが普及してパソコンを使いこなすのは当り前、携帯端末だけでも業務が可能なほどに情報処理の技術が発展しました。古い参考書に出ている管理の基礎理論や手法など、あんまり難しいことを考えなくても、すべてこうした便利な情報機器がやってくれる。大抵の人がそう考えています。

 本当にそうなら、その方が楽で良いですね。ディスプレーに指示が出て、何の疑いもせずにそれに従って仕事をする。それですべて問題なく進めば、悩むことは何もありません。明日も明後日も今日と同じようにやれば良いのです。

 ただし、そういう仕事のやり方にほんのちょっと疑問を感じた時、もしかするとこのコンテンツがその疑問を解くヒントになるかもしれない。そうなれば良いなあと思ってまとめました。

 と言っても、書かれてあることは、製造業で働くみなさんにとっては知っていて当然の常識ばかりです。少し目を通して、なあんだと思ったら、どうぞ他のもっと楽しいサイトにお移りください。

 ・・・なんていう嫌味を、「品質でもうけなさい」のプロローグでも述べたところ、全くアクセスが減らないので、ちょっとびっくりなんです。世の中どんなに便利になっても、多分、こういう基礎知識のニーズはなくならないんでしょうね。

 「Dの問題」は生産の3つの要件であるQCD(品質・コスト・納期)の納期編ということになります。中身は基本のそのまた基本で、専門家や大学の先生が見たら怒り出すような内容ですけれど、別に彼らに読んでもらうために書いているのではありません。現場で実務に携わっている人の参考になるように・・・という目的で、例によってわかりやすさ・面白さに重点を置きました。

 とはいえ、「Dの問題」の対象となる生産管理の範囲は非常に広くて、途中で話を端折って、わかり難くなっているところもあるかもしれません。少しずつ改訂をしなければならないと思っています。

 以上、能書きでした。
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≪総目次≫
1.生産管理の意義
1.1 ただ作っているわけじゃない
1.2 良いものを要領よく作りたい
1.3 生産管理は全体感覚

2.生産管理の必須条件
2.1 こんなシステムが欲しい
2.2 導入すれば問題解決なのか?
2.3 標準化を端折るな
2.4 標準化は管理のインフラ
2.5 基本ステップは4つのC
2.6 ITを使って効率よく
2.7 DBで情報を共有する

3.短納期と在庫問題
3.1 納期とはなにか?
3.2 在庫があれば簡単だけれど
3.3 なぜ在庫が必要なのか?
3.4 ムリをしてはいけない
3.5 なにがネックなのか?
3.6 営業と工場の協働プロセス

4.販売計画の精度向上
4.1 営業情報を一人占めするな
4.2 KKDよさらば
4.3 計画は理に適っているか?
4.4 営業プロセスを整理しろ
4.5 製品仕様データベース
4.6 変更トラブルを最小限に

5.生産同期化の仕組み

5.1 生産計画は1つではない
5.2 手番をさかのぼった日
5.3 注文情報は必ず変化する
5.4 効果的な生販調整のヒント

6.リードタイムの短縮
6.1 リードタイムとは
6.2 手を速く動かすな
6.3 仕掛品という在庫
6.4 川の流れのように
6.5 1つずつ作りなさい
6.6 段取削減テクニック
6.7 ロスは予防すること

7.負荷・能力管理
7.1 長期と短期の対応
7.2 ムリなくムラなく
7.3 山を積んで山を崩して
7.4 工程別計画の確立

8.部材調達管理
8.1 生産計画ができても
8.2 ジャストインタイムなのだ
8.3 生産計画との連動
8.4 オールマイティな方法はない
8.5 未確定注文をどうするか
8.6 できるようにする工夫

9.スケジューリング
9.1 詰めが甘いと動かない
9.2 + Do Check Action
9.3 隠れた問題を発見する仕組み
9.4 目標より目的に注目
9.5 PDCAは小さな宇宙

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