コンセプトは ”どうしたら面白くなるか?” D の 問 題 どうしたら易しく面白くなるか
 もっと楽にならないか
5.4 効果的な生販調整のヒント D の 問 題《目次》
 1.生産管理の意義
 2.生産管理の必須条件
 3.短納期と在庫問題

 4.販売計画の精度向上
 5.生産同期化の仕組み
 【問題12】

飛込み注文や注文変更があると、計画がめちゃくちゃになって
納期回答どころか、生産がマヒしてしまう。
  5.1 生産計画は1つではない
  5.2 手番をさかのぼった日
  5.3 注文情報は必ず変化する
  5.4 効果的な生販調整のヒント
 6.リードタイムの短縮
 7.負荷・能力管理
 8.部材調達管理
 9.スケジューリング
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私たちがスーパーで買い物をする場合でも、最後のレジを通る寸前まで、
買い物かごの中身が変わる可能性がありますね。

遅い確定や注文変更はあくまでお客様の都合ですから、
供給側ではコントロールできません。

そのときの変化によっては、
生産できなくなる状況も起こりえます。
大事なことは、その状況をいち早く把握して
対策を講ずることです。

以下は、こうしたトラブルを回避するための
生販調整のヒントです。


(1)優先順計画

計画の修正をしても納期遅れになってしまう場合、
迷惑をかけることを承知でお客様には了解をお願いしなければなりません。
ところが、お客様業界の景気状況を見わたしてみて、
その他の注文の納期にゆとりができる場合があります。

そこで、コントロールセンターは、
お客様業界の繁忙期、通常期などの変化に合わせた製品供給ルールを作り、
これに従って注文の優先順位を決めて「メリハリのある」対応を行うようにします。
Dの問題…デリバリー/生産管理の問題について考えてみましょう システムからの発想…システム概念からのヒントなど
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(2)変化点の把握とフィードフォワード

下は、営業情報の変化に対応して
コントロールセンターが出荷大日程を調整する考え方の例です。
情報の変化と手番を常にチェックし、先手先手でムリのない計画に変更していきます。



(3)個別の生販調整

例えば、生産現場では段取りを削減するために
注文をまとめて作りたがります。
この「まとめてやる」発想は
実は大きなロスを生む元になります。

次の例は、
営業情報の変化もとりまとめて処理しようとして、
かえって大きなロスを発生させてしまいました。
これをコントロールセンターで個別に調整することで
ロスを回避した例です。




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