コンセプトは ”どうしたら面白くなるか?” D の 問 題 どうしたら易しく面白くなるか
 もっと楽にならないか
3.3 なぜ在庫が必要なのか?
D の 問 題《目次》
 1.生産管理の意義
 2.生産管理の必須条件
 3.短納期と在庫問題
営業情報が100%信頼できるのなら、在庫をためておいても問題は起こらないでしょう。

しかし、実際の市場は時々刻々と変化していきます。
営業情報が常に変化を反映しているとは限りません。と言うより、
ほとんど不可能と言った方が正しいでしょう。

その中で在庫をためておくなんて、
こんなに危険なことはありません。




その通り。
お客様から注文が来るまで
じっと待っているのが正解なのです。
  3.1 納期とはなにか?
  3.2 在庫があれば簡単だけれど
  3.3 なぜ在庫が必要なのか?
  3.4 ムリをしてはいけない
  3.5 なにがネックなのか?
  3.6 営業と工場の協働プロセス
 4.販売計画の精度向上
 5.生産同期化の仕組み
 6.リードタイムの短縮
 7.負荷・能力管理
 8.部材調達管理
 9.スケジューリング
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【問題7】

「在庫は悪」と言われるが、どうしても在庫ゼロにはできない。

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そう・・・ムリなんです。

もし、お客様の注文をいただいてから
ものづくりを始めても、
ちゃんと納期通りに納められるなら
在庫なんて要りません。


しかし、こんなことをしたら、
確実に納期遅れ、欠品になってしまいます。
ものづくりには確実に時間がかかるのです。




今、営業が受注してから納期までの期間、
つまり、お客様が注文して受け取るまでの期間を
顧客要求リードタイムと呼ぶことにします。

一方、工場でものづくりをする期間、
つまり、生産開始してから出荷するまでの期間を
最終工程リードタイムと呼ぶことにします。


この最終工程リードタイムが顧客要求リードタイムより長い場合、
納入指示後に生産を開始しているのでは
納期に間に合いませんから、どうしても在庫が必要になります。


在庫をなくすためには
最終工程リードタイムを、顧客要求リードタイムより短くしなければなりません。
そこで、工場は徹底的な改善を行うのです。


さらに、部品・材料のリードタイムも短縮できれば
伝票を受け取ってから部品を手配しても間に合いますから、
製品だけでなく部品の在庫も必要がなくなります。

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