コンセプトは ”どうしたら面白くなるか?” D の 問 題 どうしたら易しく面白くなるか
 もっと楽にならないか
7.3 山を積んで山を崩して D の 問 題《目次》
 1.生産管理の意義
 2.生産管理の必須条件
 3.短納期と在庫問題

 4.販売計画の精度向上
 5.生産同期化の仕組み
 6.リードタイムの短縮
 7.負荷・能力管理
 ごく簡単な例にしてお話します。

ある生産ラインで時間観測を行い、
標準時間資料にまとめて負荷・能力見積り用のデータベースを作りました。
  7.1 長期と短期の対応
  7.2 ムリなくムラなく
  7.3 山を積んで山を崩して
  7.4 工程別計画の確立






左は、正味作業時間のデータです。
工程というのは管理工程のことです。
例えば、工程Tでは製品Aを1台作るのに
3.1分かかります。

下は、工程Tの段取時間データです。
例えば、
製品Cを流した後に製品Bを投入すると、
段取りに13分かかります。

これらのデータを使って、
6章で説明した式から
作業時間を見積もることができます。
余裕率は10%としました。
 8.部材調達管理
 9.スケジューリング
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この生産ラインには、A、B、C、D、Eの
5種類の製品が流れます。
現在、受注は安定しており、
残業もなく、週5日稼働で生産しています。

その最新の大日程計画が
コントロールセンターから送られてきました。
納期はそのまま生産完了予定日とします。
まず、各注文ロットの納期に数量を
積み上げてみます。

これに上の見積り用のデータをぶつけて
それぞれの必要作業時間を計算してみると、13日が過負荷となってしまいました。
その他、残業の日もあれば、極端な能力余剰の日もあります。



もちろんこのままではまずいので、
負荷の大きい日の注文を前倒し(前の日の計画分に入れること)して調整します。

まず、15日の残業を解消し、13日も注文の一部を前日に作ることで過負荷を解消します。
その結果、12日が残業となりましたが、同様にして前倒ししていきます。


順次、前倒しを繰り返して平準化を行った結果、
下のような、どの日もムリなく時間内に生産完了できる計画となりました。


これが、最終工程の中日程計画です。
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