コンセプトは ”どうしたら面白くなるか?” 品質でもうけなさい どうしたら易しく面白くなるか
 もっと楽にならないか
エ ピ ロ ー グ 品質でもうけなさい《目次》
  プロローグ
《 わからない・難しいから面白い 》
T.品質とコストの考え方
1. 問題のない会社はもうからない
2. 品質の良し悪しはコストでわかる
3. 品質保証とはどういうことか?

今から2億2千万年前・・・。
U.品質問題解決の進め方
4. 問題解決の効率化を図れ
5. 見える化で問題を共有する
6. 深堀りで解決の手掛りをつかめ
7. もうからない対策を立てるな
V.品質問題よろず相談事例
8. 品質問題よろず相談事例
9. レベルアップに必要な考え方

  エピローグ
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品質でもうけなさい…品質「補償」活動・「お祭り」品質管理に決別を!品質問題の本質と解決の考え方を豊富なイラストでやさしく解説します。
Dの問題…デリバリー/生産管理の問題について考えてみましょう システムからの発想…システム概念からのヒントなど
ビリオンズ」より 
あなたが働いている職場は高温多湿の密林の中だったか、
あるいは深い海の底だったかもしれません。

あなたの周りには見慣れない生物がウロウロしていました。
彼らこそ、この時代の王者恐竜です。
その中で、最強と言われた王者の中の王者がティラノサウルス・レックス。
改善提案名人に挑戦!
しかし飛びぬけて大きな脳を持ち、
凶暴さの点でもTレックスを凌ぐと言われているのが
ドロマエオサウルスという小型恐竜でした。
そしてあなたはと言えば、物陰でふるえている
ちっぽけなネズミです。
6500万年前のある日、
空に新しい星が現れ、見る見る大きくなっていきました。
わずか10キロメートルほどのその隕石が
メキシコのユカタン半島近くに落下したとき、
周辺数千平方キロメートルのすべての生物が一瞬で死滅しました。
ビリオンズ」より 
衝突で空中に飛散した粉塵は、
さらに高熱を帯びてアメリカ大陸を1日で焼き尽くし、
やがて太陽光線をさえぎる暗闇となって全世界を覆っていったのです。
日照不足と酸性雨のために植物が次々に枯れ死に、食料不足は恐竜だけでなく
哺乳類も含めたすべての生物に深刻な打撃を与えました。
そして、10万年後のある日、最後の恐竜が地球上から姿を消したのです。
哀れなネズミだったあなたは、
霊長類ヒト科ホモ・サピエンスに姿を変えて生き残っています。
霊長類の霊長というのは万物の頭という意味です。
かつての霊長ドロマエオサウルスもTレックスも今はいません。
イギリスの生物学者
チャールズ・ダーウィン。
彼がこんなことを
言っています。
最も強いものでもなく、最も賢いものでもなく、
環境の変化に柔軟に対応して変わることができたものだけが
生き残れるのである。
含蓄のある言葉です。
昨日までの好況が突然大混乱に陥るなんていう話は珍しくもありません。
会社を取り囲む経済環境は一瞬先が闇。
いつ大隕石が落下してくるかわからないのです。
わが国有数の大企業であろうと最高のシンクタンクであろうと、
今までと同じ延長線上に未来もあると思って経営をしていては、
競争に勝つどころか生き残ることすらできません。
改善や改革はお祭りやイベントではありません。
会社が変わるためにやるものです。
ただし、ちょっとばかりの改善で簡単に変われるものなら苦労はしません。
小さなネズミが人間に変わるまで2億年以上もかかったのです。
本当に変わるためには時間をかけて
問題を一つ一つ解決していかなければなりません。
会社のみならず、世の中、教科書通りにいかない問題ばかりということは、
何度も言いました。
人間は神様ではありませんから、
わからないことだらけです。
私たちはもっと謙虚になるべきです。
しかし、人間が現代の霊長として
繁栄することができたのは、
この未知なる物への挑戦、探求する心、
知ろうとする力のおかげでした。
新しい知識と知恵を得るたびに
人間は環境に順応する術を身に付けていったのです。
人間は本来、わからない、難しいから面白いということを知っている動物です。
このことを忘れて現状に満足し、問題解決を放棄する会社は
必ず恐竜と同じ末路を歩むことになるでしょう。
ところで。
あの凶暴で狡猾なドロマエオサウルスが暗黒の氷河時代を耐え抜いて、
実は現代に生き残っているという話をしたら驚く人も多いでしょうね。
古生物学者の研究によると、現代の鳥類の骨格構造が、
ドロマエオサウルスのそれときわ めて似ていることが確かめられています。
今では鳥こそが恐竜の子孫ということが定説になっています。
ドロマエオサウルスは問題を解決するために
うろこを羽毛に変化させ、その段階で彼らは
もはや恐竜ではなくなり、鳥へと進化しました。
ダーウィンの言葉通り、環境の変化に対応して
鳥に変わることができた結果生き残れたのです。
日本の品質管理の草分けの一人である唐津一先生のこんな言葉があります。
進歩とは変わることである。
これを結語として終わりにします。
アクセス有難うございました。
   ≪楽屋裏話≫
 セミナーの内容をベースにして、簡単な改善エッセーを書くつもりだったのが、結構長ったらしい話になってしまいました。
 もっと軽いコンテンツになれば良かったのですが、文章をまとめるっていうのは難しいもんですね。実戦で喋っている方が全く楽です。
 ご縁がありましたら、みなさんと問題解決を一緒に考えていきたいと思っています。お問合せ・ご相談は、こちらからどうぞ。
 ・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・ 品質でもうけなさい《総目次》 ・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
T.品質とコストの考え方 U.品質問題解決の進め方 V.品質問題よろず相談事例
1. 問題のない会社はもうからない
1.1 問題とは何か?
1.2 問題のある会社・問題のない会社
1.3 問題解決に特効薬はあるか?
1.4 こんな会社が改善に失敗する
1.5 マネジメント改革は経営者の責任

2. 品質の良し悪しはコストでわかる
2.1 品質の意味を考え直してみよう
2.2 品質とは「良さ」なのか?
2.3 品質の良い会社は生産性も高い
2.4 品質は件数では見えない
2.5 品質はコストで把握せよ
2.6 品質管理のレベル


3. 品質保証とはどういうことか?
3.1 改善は現場の仕事ではない?
3.2 品質保証部の仕事は謝ること?
3.3 なぜ全員参加でなければいけないか?
3.4 検査をすれば品質が良くなる?
3.5 顧客満足?自己満足?
3.6 ISOなんて取らなきゃ良かった?
4. 問題解決の効率化を図れ
4.1 問題の見通しを良くする
4.2 全体最適でないと意味がない
4.3 マネジメント不在は挫折する
4.4 問題解決が人を育てる
4.5 問題解決のシナリオを描け

5. 見える化で問題を共有する

5.1 データで把握しデータで語る
5.2 顕在している問題の詳細化
5.3 見えない問題を掘り起こす
5.4 成果目標を設定して公開する


6. 深堀りで解決の手掛りをつかめ
6.1 アクションプランをまとめる
6.2 相関関係を発見する
6.3 因果関係を発見する
6.4 システム思考で発想を変える


7. もうからない対策を立てるな
7.1 最初から管理を考えるな
7.2 対策はアイディアが勝負
7.3 試行錯誤・ひらめき・・・快感!
7.4 ライフサイクルコストで考えよ
7.5
自立化の仕組みを作る
8. 品質問題よろず相談事例
8.1 つまらない不良が多すぎる
8.2 チェックリスト依存症候群
8.3 外注の管理レベルが低い
8.4 技術問題は手におえない
8.5 最新管理手法オタク
8.6 しらみつぶしてお疲れさん
8.7 となりの芝生がきれいに見えます
8.8 ラチの明かない問題


9. レベルアップに必要な考え方

9.1 品質問題における最大の敵
9.2 不良を作りたくても作れない
9.3 1個ずつ作るのが正解
9.4 生産管理が品質を管理する
9.5 品質情報は共有の財産
9.6 守りから攻めの品質管理

 ・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
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