コンセプトは ”どうしたら面白くなるか?” 品質でもうけなさい どうしたら易しく面白くなるか
 もっと楽にならないか
2.2 品質とは「良さ」なのか? 品質でもうけなさい《目次》
  プロローグ
T.品質とコストの考え方
それでは、
ものやサービスの「良さ」をどのように計測し評価しているか?
ということについて考えてみてください。

普通は・・・
1. 問題のない会社はもうからない
2. 品質の良し悪しはコストでわかる
2.1 品質の意味を考え直してみよう
2.2 品質とは「良さ」なのか?
2.3 品質の良い会社は生産性も高い
2.4 品質は件数では見えない
2.5 品質はコストで把握せよ
2.6 品質管理のレベル

3. 品質保証とはどういうことか?
U.品質問題解決の進め方
4. 問題解決の効率化を図れ
5. 見える化で問題を共有する
6. 深堀りで解決の手掛りをつかめ
7. もうからない対策を立てるな
V.品質問題よろず相談事例
おかしいと思いませんか?
「良さ」を測るのになぜマイナス方向に振れる指標が多いのでしょう?
なぜ不良率であって良品率ではないのでしょう?
8. 品質問題よろず相談事例
9. レベルアップに必要な考え方

  エピローグ
理由は簡単。 おもしろがりホームページ
品質とはもの・サービスの 悪さ のことだからです。 おすすめの
出し物
品質でもうけなさい…品質「補償」活動・「お祭り」品質管理に決別を!品質問題の本質と解決の考え方を豊富なイラストでやさしく解説します。
・・・と、ここでいつも半分ぐらいの人が話について来れなくなります。 Dの問題…デリバリー/生産管理の問題について考えてみましょう システムからの発想…システム概念からのヒントなど
改善提案名人に挑戦!
・・・でも、話を続けます。
 そうですよね。

 それでは一体
 「品質が良い」とはどういうことを
 指しているのでしょうか?
いま、不良率とコストの関係をグラフにしてみます。
  不良が多ければ多いほど、
  修理や廃棄の費用が増加しますから
  右肩上がりの直線になります。



  一方、
  検査や不良対策に費用をかければ、
  不良は減少するでしょうから、
  反比例のグラフになります。



この2つのグラフを組み合わせた曲線が、不良率とコストの関係を示します。
普通、不良率が低ければ品質は良いとされます。
ところが、実際は、
不良率が低くなりすぎると、
そうとも言えなくなってきます。
「過剰品質」なんて言い方もされますが、
コストが高すぎると、たとえ不良ゼロであっても品質が良いとは言いません。

おもしろいことに、みなさん無意識に、
品質を評価する時にはコストという明確な基準で考えています。
つまり、品質が良いとはコストが低いということなのです。
ここまでの話を整理しましょう。
品質改善というのはコストダウンと同じ意味です。
不良処理に追われて生産性向上ができないなんていうのは、
ただの言い訳に過ぎないことが、これでわかったでしょう。
   ≪楽屋裏話≫
 品質=損失というのは非常に重要なポイントなのですが、多くの人が頭の切り換えができません。相変わらず品質を「ものの良さ」なんていう曖昧な概念で、コテコテに塗り固めているのです。
 中身を知っているかどうかはともかくとして、品質工学という手法を聞いたことがある人は少なくないでしょう。アメリカでは創始者の田口玄一先生の名前を取ってタグチメソッドと呼ばれています。
 この品質工学における品質の定義が、品質を最も的確に説明していると思います。
 まさに、そのものズバリの定義です。
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