コンセプトは ”どうしたら面白くなるか?” 品質でもうけなさい どうしたら易しく面白くなるか
 もっと楽にならないか
2.4 品質は件数では見えない 品質でもうけなさい《目次》
  プロローグ
T.品質とコストの考え方
【問題2】

改善で不良件数は減ってきているのに品質が良くなった
実感が全くない。
1. 問題のない会社はもうからない
2. 品質の良し悪しはコストでわかる
2.1 品質の意味を考え直してみよう
2.2 品質とは「良さ」なのか?
2.3 品質の良い会社は生産性も高い
2.4 品質は件数では見えない
2.5 品質はコストで把握せよ
2.6 品質管理のレベル
3. 品質保証とはどういうことか?
U.品質問題解決の進め方
4. 問題解決の効率化を図れ
5. 見える化で問題を共有する
6. 深堀りで解決の手掛りをつかめ
7. もうからない対策を立てるな
V.品質問題よろず相談事例
8. 品質問題よろず相談事例
9. レベルアップに必要な考え方

  エピローグ
これは、比較的熱心に品質改善活動を進めている会社の例です。

現場の係長・リーダーは目標を順調にクリアしている活動に満足しています。
部下とのコミュニケーションも活発で職場内のムードは悪くありません。

にもかかわらず、課長以上の管理者の悩みは・・・
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品質でもうけなさい…品質「補償」活動・「お祭り」品質管理に決別を!品質問題の本質と解決の考え方を豊富なイラストでやさしく解説します。
Dの問題…デリバリー/生産管理の問題について考えてみましょう システムからの発想…システム概念からのヒントなど
改善提案名人に挑戦!
これは、品質の捉え方を間違えている典型的な例です。
上のグラフは次のように表すのが正しい。
不良件数は削減できているかもしれませんが、
不良損失で見れば、品質はちっとも良くなっていません。
つまり、こういうことです。
不良件数が減少しても品質が良くなるとは限らない!

品質を評価する場合、
手っ取り早く数値に置き換えられるので、
不具合や苦情の件数を使おうとします。

結構多いです、こういう会社。
そして、ほとんど共通して
例のような悩みを抱えています。
コストの把握が簡単ではないという理由で
代替的に件数を使っているところもありますが、
件数評価に甘んじている限り、
品質改善が実感を伴う成果を上げることはムリです。
品質=損失(コスト)なのですから、改善の評価指標はコストでなければ、
期待する成果は得られません。
それどころか、コストで改善目標を掲げてごらんなさい。
その方が強烈な動機付けになります。
そこで、
どのようにしてコストを捉えるかということについて考えます。
実は、品質コストの把握は、
そんなに心配するほど難しくはありません。
   ≪楽屋裏話≫
 不良を件数でなく、台数や重量で捉えているところもあります。惜しいことに、そこから不良率を計算するだけで終わっている例をよく見かけます。
 これに製品ごとの単位当たり売価を掛ければ、大まかな不良コストが得られます。決して十分とは言えませんが、これを品質の評価指標に置くだけでも、かなり品質改善の取り組み方は変わってくるでしょう。
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