コンセプトは ”どうしたら面白くなるか?” 品質でもうけなさい どうしたら易しく面白くなるか
 もっと楽にならないか
8.2 チェックリスト依存症候群 品質でもうけなさい《目次》
  プロローグ
【問題9】 チェックリストが多すぎてチェックしきれない。 T.品質とコストの考え方
1. 問題のない会社はもうからない
2. 品質の良し悪しはコストでわかる
3. 品質保証とはどういうことか?
U.品質問題解決の進め方
4. 問題解決の効率化を図れ
5. 見える化で問題を共有する
6. 深堀りで解決の手掛りをつかめ
7. もうからない対策を立てるな
V.品質問題よろず相談事例
8. 品質問題よろず相談事例
8.1
8.2
8.3
8.4
8.5
8.6
8.7
8.8
つまらない不良が多すぎる
チェックリスト依存症候群
外注の管理レベルが低い
技術問題は手におえない
最新管理手法オタク
しらみつぶしてお疲れさん
となりの芝生がきれいに見えます
ラチの明かない問題
んなバカなって、笑っているかもしれませんが、
似たようなことをしている会社は決して珍しくありません。

中には、リストの中身とボリュームに胸を張って自慢する会社もあります。
そこまでになると、これが問題だと理解させるまでがひと苦労です。
9. レベルアップに必要な考え方

  エピローグ
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そういう会社の不良処理の様子をヒアリングしてみると、思った通り、
前のページで紹介したような表面的な問題解決しかしていない。
問題が起きると、その都度新たな項目を追加していくものですから、
チェックリストがどんどん立派になっていきます。
ご丁寧なことに、
1回のチェックだけでは
見落とすという理由で、
ダブルチェック、トリプルチェックと、
どんどんチェックを増やしていく会社も
あります。
こんなことを
マジな顔をしてやっていたら、
もうからないのが当たり前です。
もし、どうしてもチェックしたいというなら、
再発防止のために少なくとも下のような条件が必要です。
ヒューマンエラーを防止するつもりで
チェックリストを作っても、
その中身が充実すればするほど
逆にヒューマンエラーを
誘いやすくなります。
はっきり言って、チェックリストは
設備の定期点検とかまれに実施する品質監査みたいな場合には有効ですが、
日常の業務の中で使うのは間違っています。
こんなバカバカしいことはさっさとやめて、
一刻も早く問題の深掘りと抜本的な対策を打たなければいけません。
会社の利益が減る一方です。
処方箋は改めて言うまでもありません。
4〜7章でお話した基本ステップを踏んで問題解決を進めるしかありません。
   ≪楽屋裏話≫
 チェックで再発防止するための必須条件・・・じっくり見ていただければ、こんなに仰々しく述べなくても、だれでも少し考えれば思いつくような当たり前なことを羅列しただけなのがわかると思います。
 実際のセミナーでもこれと同じスライドを見せながら話をするのですが、レジュメには載せてないものだから、受講者のほとんどが話そっちのけで必死で書き写そうとします。チェックはもうからないよって言ってるそばからこれなんで、ホントにみなさんチェックが好きなんだなぁと呆れるばかりです。
 チェックリスト依存症候群なんて病気みたいなタイトルを付けたのは、そういうことなんです。
 あなたは大丈夫ですか?
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