コンセプトは ”どうしたら面白くなるか?” 品質でもうけなさい どうしたら易しく面白くなるか
 もっと楽にならないか
1.5 マネジメント改革は経営者の責任 品質でもうけなさい《目次》
  プロローグ
T.品質とコストの考え方
例えば、こういった光景が
会社の中で当たり前になっていたら
マネジメントに欠陥があると
考えてください。
1. 問題のない会社はもうからない
1.1 問題とは何か?
1.2 問題のある会社・問題のない会社
1.3 問題解決に特効薬はあるか?
1.4 こんな会社が改善に失敗する
1.5 マネジメント改革は経営者の責任
2. 品質の良し悪しはコストでわかる
3. 品質保証とはどういうことか?
U.品質問題解決の進め方
4. 問題解決の効率化を図れ
5. 見える化で問題を共有する
6. 深堀りで解決の手掛りをつかめ
7. もうからない対策を立てるな
V.品質問題よろず相談事例
8. 品質問題よろず相談事例
9. レベルアップに必要な考え方

  エピローグ
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みなさんの会社ではどうですか。
マネジメントは会社の経営活動そのものですから
マネジメントに欠陥があると、改善がうまくできない以前に
日常業務にも支障が出てきます。
そこに「問題」があります。
ところが、問題解決というと、すぐ
現場でIEとかQCを駆使した改善活動をイメージしてしまう。
マネジメントの欠陥でうまく進まない改善活動で、
マネジメントの欠陥を改善しようとしてもムリです。
では、マネジメントの基本とは何でしょうか?
そんなに難しく考える必要はありません。
まず、トップマネジメント。
社長、取締役、工場長などのマネジメントです。
その最も重要な役割は、方針を出すことです。
ミドルマネジメントは
部長、課長など組織の長のマネジメント。
トップ方針に基づく経営を実現するために
トップ方針を展開し具体化して、
組織としての方針を出します。
ロワーマネジメントは
係長とか班長など実務の監督者のマネジメント。
組織方針に基づいた業務の実施計画を立てて、
作業者に実行させ、進捗を管理します。
このようにして、業務を遂行した結果が
確実に経営成果につながるようにしていく
一連の活動がマネジメントです。
大切なことがひとつあります。
つまり、これらの役割の中で、それぞれの責任を果たすための
「権限委譲」ということが行われます。
この権限委譲が行われた場合に「報告責任」という新たな責任が
発生することも決して忘れてはいけません。
ぶっちゃけた話、 仕事は部下に任せろ、任せたら必ず報告させろ
ということです。
ところが、こんな簡単なことがうまくできない。
その上、ほとんどの場合、
当事者はマネジメントに問題があるとは思っていません。

あるいはマネジメントについて
全く無知・無関心ということも
あります。




いずれにしても
問題のない会社になっています。
このまま、マネジメントの問題を放置していたら、
いつまでたっても改善の成果を得ることができません。
そこで、現場の改善活動と同時に
マネジメントの質を向上させる取組みが必要となってくるのです。
本気で改善活動を進めようと
思っているならば、
経営者・管理者は自ら率先して
マネジメントに改革のメスを入れる
覚悟をしなければなりません。
それができなければ、
いつまでも特効薬を求める不毛な改革運動に
ムダ金を使い続けるだけと思ってください。
   ≪楽屋裏話≫
 マネジメント改革は会社の発展にとって非常に重要な課題ですが、これがなかなか一筋縄にいかない。
 というのは、多くの場合、マネジメントそのものが、その会社の風土、伝統、慣習など理屈では片付けられないものによって形作られているからです。良い伝統もあれば、悪い伝統もあります。そういったものが組み合わさって会社の個性になっているわけです。
 経営者・管理者の「覚悟」などとシビアな言い方をするのも、マネジメント改革はこうした個性・アイデンティティを変えていかなければならないからです。
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