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アナクロキャラのひげじいが独断と偏見で世相を斬る

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本人しかわからない痛み
はしりがき
 例えば、一人ひとりがゴミの分別出しや生活排水に気を付けるだけで、地球環境の汚染はかなり防ぐことができるという。例えば、余分な電気を消したり、マイカー通勤を控えたりするだけで温暖化はかなり抑制できるという。
 ぼちぼち、われわれの身のまわりでも変なことが起こり始めている。いるはずのない熱帯の生物が異常繁殖したり、従来の作物の品質が落ちたり、その当事者たちは確実に異常を感じ取っている。本当に大丈夫なんだろうか?
 と思いながら、近くの道路を通る暴走族の爆音や右翼団体の軍歌の音を聞いている。彼らにとって、問題というのは多分地球環境なんかとは全然次元の違うことなんだろう。



ひげじいの365日 前の日へ 2003/08/06ほかの日も見たい 次の日へ
黙とう・・・
はしりがき
 ごく普通に憲法を読み、ごく普通に戦後史を勉強すれば、今の政治の流れが戦前に向かっているのではないかと危惧するのは、自然な感覚だと思う。そのことを口に出しづらくなってきているのも事実だ。実際、そういう意見を述べて反発を食らったことがある。それも、ごく普通の若い人たちから。口に出しづらくなっていること自体が戦前回帰の傾向と言えないだろうか。
 広島市長の平和宣言は、産経・読売・日経など政府よりのマスメディアでは、批判的な評価になりがちだが、筆者は共感を覚えずにはいられない。少しも過激ではないし、きわめて良識的な内容だと思う。実際に原爆が投下された場所のリーダーが過去の反省を踏まえて、しっかりと現実を見据えれば、今の世の中がどんどんきな臭くなっていると感じるのは当然のことだと思う。
 この国が危ない方向に向いていると指摘した意見に対して、首相は「見解の相違」と言うだけでそれ以上のことを何も言わなかった。具体的に何も説明せず、たった一言だけで議論にケリをつけるのはこの首相の一番得意とするところだ。恐いのは、そういう首相ではなくて、その一言だけですべて納得してしまう国民の方だ。
 今、国民の興味の重点はすでにイラク戦争や北朝鮮問題にはなく、高校野球に向いているのだろう。そう言えば、戦後の首相としては初めての始球式なのだそうだ。パフォーマンスは広島と長崎の合い間で催される。



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インスピレーション
はしりがき
 盆休みは、みんなで立山室堂に遊んできた。運良く1日だけくっきり晴れて、甥と姪を連れて立山に登った。久しぶりのアルプス登山で、雄大な景色を満喫できた。雄山への上りはさすがに子供たちにはきつかったようだが、みんなよく頑張って頂上に立てた。
 山に行けば、それぞれの山域の特徴が残っている。丹沢や奥多摩では味わえないこの岩だらけの急な上りが北アルプスの特徴だ。こうした自然の個性を楽しめるのがうれしい。
 これは海にしても同じ。太平洋と日本海とでは、やはり波の様子、海の色が違うし、同じ太平洋でも伊豆下田で見るのと土佐の桂浜で見るのとでは、やはり雰囲気が違う。
 実はかつて街並みもそうした個性を持っていた。町に個性があったから、故郷と呼んでもちっとも違和感がなかった。
 しかし、最近はどこへ行っても背の高いマンションマンション。規制緩和とやらで、郊外や田舎にも建設が進んでいるらしい。その個性のないつまらない建築物が、都市計画の全くない場所を埋め尽くしていく。要するに建てる側が金儲けできればそれでいいというメッセージが、町全体から伝わってくるみたいだ。
 この国はどんどんつまらなくなっていくなあ・・・



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反戦を無視する人々
はしりがき
 新宿西口の地下広場。そこに今でも反戦のプラカードを持って立っている女性がいる。共鳴した数人の人たちが、同じようにプラカードを持って集まってくる。7時までの1時間。ただじっと立っているだけという。その横を普通の人たちが通り過ぎる。全く無関心で何の反応もないという。
 題名は忘れたが、都合の悪いものは一切無視する社会を描いたフランス映画があった。完全にネグレクトされてしまうことの恐ろしさを感じさせられた。彼女たちはいつまで立ち続けることができるだろうか?



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謝れば済むと思っている人々


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はしりがき
 便器の中に王さんの顔をしたウォシュレットがお笑いタレントの尻を洗う・・・
 信じられないほどの侮辱だ。そういうことをされたら相手がどう思うか想像することもできない貧困な感性が、大手を振ってまかり通ってしまう、この国のマスメディア。
 このギャグを作った奴も放送した奴も、地面に頭を埋めるくらい土下座しても、まだ足りないくらいひどい話。・・・なんて思いながらチャンネルを回したら、ちょうどその問題放送局のコマーシャルが流れていた。(怒らせた)きっかけは〜○○テレビって、そのものズバリじゃん!



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将軍様の娘たち
はしりがき
 若くて垢抜けてなくて、見た目には確かに美人ばかりだ。・・・しかし、あの将軍様の垂れ幕に狂ったように怒り出したシーンはあまりにも常識外れで、衝撃的ですらあった。本国の監視が厳しいためのポーズという見方もあるが、本当に頭の中には将軍様だけしかないのだとすると・・・やはり理解を超えてしまう・・・というか、怖い。
 日本の若者が熱心な追っかけになっているなんていう話は、外見だけでしかものごとを測れない浅はかな精神を露呈しているようで、情けないというか何というか・・・。中には結婚したいなんて思っている奴もいるという。ああいうのをカーチャンにもらった家庭を想像したことあんのかなあ?・・・ま、好きにしなよ。

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