コンセプトは ”どうしたら面白くなるか?” システムからの発想 どうしたら易しく面白くなるか
 もっと楽にならないか
T.基本的なこと システムからの発想《目次》
4.目的と手段  プロローグ
T.基本的なこと
もう一度、乗用車を例にして考えてみましょう。 1. システムの意味
2. システムの機能
3. システムの構造
4. 目的と手段
5. システムのレベル
6. ムダとムリの意味
7. 機能を展開する
8. 代替案を出す


ロ、ロマンチックな
システムぅ???
チョ、チョコレートサンデーがロマンチックかな・・・?
そ、そのシステムについては必ず後で取り上げるから、
とりあえず、乗用車で説明させてくれないかな・・・
・・・わ、わかったよ。
ゴホン。えーと、
乗用車の機能は「人やものを運搬する」というものでした。
アウトプット・インプットはこんな感じです。 
この乗用車システムが確実に機能を果たすためには、
エンジン、タイヤ、ステアリングなどの構成部分が必要となります。
システムではこういう構成部分のことをコンポーネントと呼んでいます。
コンポーネントの一つ、エンジンに注目しましょう。
エンジンもシステムですから3つの特性を持っています。
ここで考えてみたいのは乗用車とエンジンの関係です。
乗用車のボンネットを開けて
その中央に設置してあるのがエンジン
・・・というように、
視覚的なイメージでとらえるのが
私たちの普通の感覚です。


ところが、システム思考ではそのような形や外見にこだわらないで、
徹底的に機能に注目して考えます。
「人やものを運搬する」ためには「推進力を得る」ことが必要です。
つまり、乗用車の機能を目的とすると、
エンジンの機能はその手段になっています。
同様の関係は
タイヤやステアリングなど
エンジン以外のコンポーネントについても考えることができます。
システムがちゃんとはたらくために
どの構成部分も必要不可欠な機能を持っていることがわかります。
機能に注目する・・・
システム思考の最も重要な考え方なので
慣れておいてください。
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