システムからの発想 | どうしたら易しく面白くなるか もっと楽にならないか |
T.基本的なこと | システムからの発想《目次》 | |||||||||||||||
2.システムの機能 | プロローグ | |||||||||||||||
T.基本的なこと | ||||||||||||||||
システムの概念について、少し具体的に考えてみましょう。 | 1. システムの意味 2. システムの機能 3. システムの構造 4. 目的と手段 5. システムのレベル 6. ムダとムリの意味 7. 機能を展開する 8. 代替案を出す |
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システムは、機能、アウトプット、インプットという 3つの基本特性を持っています。 |
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システムと言ったら、 この3つの特性はすぐに思い浮かべるようになってください。 |
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特に機能。 これはもう、他は無視しても構わないくらい重要な特性です。 |
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機能ってなーんだ? | ||||||||||||||||
だから、 その機能ってどういう意味? |
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機能というのは | ||||||||||||||||
システムが持つはたらきのことです。 | ||||||||||||||||
システムの目的であるとも言えるし、 存在理由、果たすべき使命、進むべき目標であるとも言えます。 |
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機能は、動詞と目的語の組合せで 「○○を◇◇する」と表現しましょう。 |
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電話機能なら「相手と会話をする」、 メール機能なら「相手にメールを送る」 という具合です。 |
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説明文や修飾語を付けて構いませんが、 この形式を守るようにします。 |
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乗用車の機能は、 「人やものを運搬する」というものでした。 |
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・・・それでは、 犬の機能って何だろう? |
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間違えて構わないから、 自由に発想して良いですよ。 |
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うーん、もう少し 機能らしく言えないかな。 |
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悪くないね。 | ||||||||||||||||
そうかもしれない。 | ||||||||||||||||
でも、 ノラ犬は? 闘犬は?番犬は? |
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機能を定義するときには、 | ||||||||||||||||
自分や人間の役に立つかどうかで考えがちです。 | ||||||||||||||||
でも、それは人間の勝手な思い込みで、 ほとんどのシステムは人間の思惑とは関係なく存在しています。 |
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犬の機能を知りたければ、 犬の気持ちになってみること。 これができないと、 システムの本質を見失ってしまいます。 |
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なかなか難しいでしょう。 | ||||||||||||||||
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