コンセプトは ”どうしたら面白くなるか?” 品質でもうけなさい どうしたら易しく面白くなるか
 もっと楽にならないか
品質でもうけなさい《目次》
  プロローグ
T.品質とコストの考え方
1. 問題のない会社はもうからない
1.3 問題解決に特効薬はあるか?
1.1 問題とは何か?
1.2 問題のある会社・問題のない会社
1.3 問題解決に特効薬はあるか?
1.4 こんな会社が改善に失敗する
1.5 マネジメント改革は経営者の責任
   なるほど、特効薬ですか。
   特効薬ねえ・・・そんなに特効薬が欲しい?
2. 品質の良し悪しはコストでわかる
3. 品質保証とはどういうことか?
U.品質問題解決の進め方
4. 問題解決の効率化を図れ
5. 見える化で問題を共有する
6. 深堀りで解決の手掛りをつかめ
7. もうからない対策を立てるな
V.品質問題よろず相談事例
8. 品質問題よろず相談事例
9. レベルアップに必要な考え方

 エピローグ
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品質でもうけなさい…品質「補償」活動・「お祭り」品質管理に決別を!品質問題の本質と解決の考え方を豊富なイラストでやさしく解説します。
Dの問題…デリバリー/生産管理の問題について考えてみましょう システムからの発想…システム概念からのヒントなど
改善提案名人に挑戦!
そうは言っても、特効薬なんてそんなに簡単に
見つかるものではありません。
そのうち、業績の良い他の会社のやり方が特効薬に見えてきて、
とりあえず、同じやり方を導入してみようということになります。

もちろん、それで成果が出れば言うことはありません。
問題を正しく認識し、なんとか解決しようという意欲がある限り、
いろいろ挑戦することは決してムダなことではありません。
他社のやり方を導入する場合は、
カスタマイズに多くの時間をかけなければいけません。
単なる二番煎じでうわべだけの物まねでは、
決して芳しい結果は得られません。
結論から言いましょう。
改善の特効薬なんてもんはないのです。
改善活動なんてどこでも似たようなことをやってますから
よほどの成果が現れない限り一般に注目されることなんかありません。
たまに新聞や専門誌に載った記事を見れば
だれでも特効薬を使ったように見えるものです。
しかしそれは
基本を丹念に積み重ねていった結果なのです。
特効薬だなんて言われているものは
かえって危ないと思って間違いありません。

たとえ一流大学の有名な先生のお墨付きがあっても
話半分に聞いておくこと。
そりゃ考え方によっては特効薬のように見えるものもあります。
例えば、家内制手工業の時代に
突然オートメーションが出現したら
特効薬どころかマジックに見える
でしょう。

同じように未来の技術が今目の前に出現すれば特効薬になるかもしれません。
しかし、

問題解決の基本も満足にできなくて、
最新の技術だけを労せずに手に入れよう
という甘い考え方で
成果が上がると思ったら大間違いです。
まず基本を徹底的に身に付ける、
新技術は自ら生み出すくらいの気概が欲しいものです。
・・・と、ここまでお話しすると、みんなうなずいて
一応納得顔になってくれます。
ところが・・・
世の中、経営コンサルタントなんていうのは
そんなに珍しい商売ではありませんから、
1社でも多くのクライアントをつかもうと
営業マンは声高に言います。
・・・さて、どうする?
   ≪楽屋裏話≫
 今はもう知らない人はいない「かんばん方式」が初めて脚光を浴びた時、その圧倒的な成果から、あたかも特効薬のようにマスコミに取上げられたものです。多くの企業がわれもわれもと導入に血道を上げましたが、いわゆるトヨタ系のサプライヤーやトヨタから直接指導を受けた会社以外は、ほとんど挫折してしまいました。
 その背景にはこの方式に対する誤解と甘い見通しがありました。
 「かんばん方式」の考え方自体は、基本的な在庫管理方式のひとつとして参考書に普通に紹介されていたもので、決して目新しい方法とは言えませんでした。これをオリジナルで斬新な手法などとマスコミが大騒ぎしたものですから、トヨタとすれば本業以外の所で思わぬヒット商品が生まれたということになったわけです。
 「かんばん方式」の生みの親と言われる大野耐一さんがご存命のころ、何度か講演を聞かせていただく機会を得ましたが、いつも繰返しておられたのは、本当の問題をいかにして見出し、考え、解決していくかというごく当たり前な話でした。そして、この当たり前が難しく、かつ大切なんだということを様々な苦労話を通して語られていたのが強く印象に残っています。
 そう、「かんばん方式」が教えてくれることは、派手で安直な特効薬の存在などでなく、基本を積み重ねていった地道な実践活動にあるのです。
〈1.3 問題解決に特効薬はあるか?〉先頭へ NEXT
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